たった今注目するべきアメリカ不動産市場の動きは

こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。

ニューヨーク州にはカナダとの国境まで北に伸びるInterstate 87(州間高速道路87号線)があります。

ニューヨークといえば一番の有名どころはやはりマンハッタンですし、誰もが高層ビルが立ち並ぶマンハッタンを思い浮かべるのではないでしょうか。

ところがこのニューヨーク州、マンハッタン島を離れて北に走ると間もなく森の中に突入し、そこから先はほぼ森に囲まれた地域です。

Interstate 87を北に走ると目に入るのはどこまでも続く森とたまに出てくる小さな街なみのみ。

そんな森の中を走っていると、かわいそうにシカが車と衝突した後を見かけることが少なくありません。

そして森の中とはいえ、それなりに広いはずの高速道路でシカが車と衝突してしまうことにはやや不思議さを感じてしまいます。

ここには理由があり、なんとシカは車が自分に接近してくると逃げるのではなく、反対に車に向かって飛び込んでしまう習性があるのだとか。

追い込まれたと感じたシカは後ろに退かず、そのまま車に突っ込んでいくというのです。

。。。

このような場面は人にも起こり得ることではないでしょうか。

「もう追い込まれた。」

「後には引けない。」

或いはその反対に

「今しかない。」

「これ以上のチャンスはない。」

と極めて視野が近視的になる場面では周りが見えず、そのまま突っ込んでしまうのです。

実際に、このようなことは不動産売買の取引でも頻繁に起こり得ます。

「これ以上の物件はない」

「今、突っ込むしかない」

そんな感情が先立って近視的になり、周りがみえずに飛び込んでしまうのです。

だからこそ不動産投資の世界でも近視的な判断になることを避けるべく、フットワークを利かせて昨日お伝えした

1.ドローンを上昇させて森全体を見る(市場全体を俯瞰する)

2.ドローンを地上に降ろして一本の木をよく見る(地域市場を精査する)

これを繰り返すことが大切ですし、同時に客観的な意見を求めてプロのアドバイザーに話を聞くことも大切だと思うのです。

そして「1」の市場全体を俯瞰するにしてもまんべんだらりと眺めるのではなく、ポイントを絞るとより効果が上がってきます。

今日も続けます。

時間軸でフットワークをつける

そして市場全体を見る時に目線としては全体を見渡す姿勢ではあるものの、ここでもう一段階フットワークを利かせる必要があります。

そのフットワークの軸は

過去

現在

未来

この三つです。

「過去の市場はどんな動きをしていたのか」

「今の市場はどんな動きをしているのか」

「今の市場に影響を与えている要素は何なんか」

「近い将来にはどんな動きが予想されるのか」

これら時間軸の視点で市場全体を俯瞰すると、より市場が見えてくると思います。

そして現在であれば、

「今の市場に影響を与えるのは何か。」

ここがポイントであり、この点は

常々更新される政府方針(不動産業界に影響するルール)

人々の動き

をよく観察することが大切です。

それではたった今の「2020年8月末の時点で注目するべき市場を俯瞰するポイント」は何かといえば、トランプ大統領令としてホワイトハウスから出されている

Executive Order on Fighting the Spread of COVID-19 by Providing Assistance to Renters and Homeowners

↑ ここにヒントがあります。

上記リンク内の大統領による政治的発言は横において、実際に起こった(これから起こる)事実のみに注目してみましょう。

prior to passage of the CARES Act, the Federal Housing Finance Agency (FHFA) announced that it had instructed the Federal National Mortgage Association and the Federal Home Loan Mortgage Corporation (the Enterprises) to suspend foreclosures for at least 60 days.

(意訳)
CARES(ケアーズ)法が成立する以前に、FHFA(連邦住宅金融庁)はFederal National Mortgage Association(連邦住宅抵当公庫)とFederal Home Loan Mortgage Corporation(連邦住宅金融抵当公庫)に対して少なくとも60日間、物件差し押さえを実行しないように指示している。

上記のFHFA(連邦住宅金融庁)の指示を受けた二つの機関は通称、

フレディ・マック(Federal Home Loan Mortgage Corporation)

ファニー・メイ(Federal National Mortgage Association)

と呼ばれています。

それぞれ2008年以降のあの時に新聞をにぎわせていた機関です。

あれからこの二つの機関が連邦政府直轄となったことは私たちの記憶に新しいところ。

そして上記を簡単にいえば、

「連邦政府保障付きの住宅ローンについては、債務不履行が発生しても60日間は差し押さえを実行してはならない方針が出された」

ということでした。

そこから次の文に続きます。

FHFA has since announced that the Enterprises will extend the foreclosure suspension until at least August 31, 2020.

(意訳)
その後、FHFA(連邦住宅金融庁)はこれらの機関(フレディ・マックとファニー・メイ)が差し押さえ停止を少なくとも2020年8月31日まで延長すると発表した。

つまり、

「連邦政府保障付き住宅ローンについては8月31日まで物件差し押さえは実行されない」

ということになります。

2020年8月31日

この期限はもうすぐ目の前です。

ここから、様々な疑問が出てきます。

「連邦政府保障のない住宅ローンはどうなっているのか?」

「実際にどれくらいのローン数が危機に直面しているのか?」

「ここから先はどんなことが予想されるのか?」

アメリカ不動産市場の「今」を俯瞰する上で、たった今押さえるべきポイントは間違いなくここです。

上の答えにはCARES(ケアーズ)法が大いに絡んできますので、もう少し情報を整理してみましょう。

明日に続けます。


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