有利な融資を選んでみる 〜 クレジットユニオン 〜 後編

こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサル タントとして働く佐藤です。

昨日からCredit Union(クレジット・ユニオン)についてお伝えしています。

通常の民間金融機関とは違い、日本語で信用組合と呼ばれているCredit Union(クレジット・ユニオン)は会員によって運営がなされています。

例えばあなたが複数の知人と共同で出資しあってFundを設立したとします。

そこに集められたFundは自分と知人、お互いが必要な時に低い金利で借用することが出来る約束です。

そしてこのFundから用立て出来るのはメンバーであるあなたと出資した知人のみ。

このFundから融資を引くときには一定の金利で利息がつく約束ですが、その金利も通常の銀行と比べたらはるかに低く設定されたもの。

利息による利益はあなたとメンバーの代わりにこのFundを管理してくれる人々の給与等に使われることになりますが、Fundの目的は利益の追求ではなく、あくまでもメンバーが必要な際に安い金利で融資を受けることです。

これがCredit Union(クレジット・ユニオン)の本質になります。

今日はもう少し深堀して、Credit Union(クレジット・ユニオン)の利点と欠点について詳しくみていきましょう。

Credit Union(クレジット・ユニオン)の利点

安い金利

繰り返しとなりますが、Credit Union(クレジット・ユニオン)の会員になる最も大きな利点は融資を引く際の金利が安いことです。

「利益は極力会員に還元する」

という会員ファーストの考えがありますから(そもそも会員により運営されている)、利息や手数料からの利益は機関の存続と従業員の給与等を賄える程度の最低限に押さえられているのです。

例えば昨年末の時点の平均値を取ると、通常の民間金融機関とCredit Union(クレジット・ユニオン)の金利はそれぞれ

Credit Union(クレジット・ユニオン) … 3.97%

他の金融機関 … 4.02%

2019年12月時点の平均金利

と、Credit Union(クレジット・ユニオン)の方が0.05%低い金利でした。

たかだか0.05%に見えますが、例えば

融資額:$100,000

返済期間:15年

という条件であれば、最終的な利息合計は

Credit Union(クレジット・ユニオン) … $32,873.38

他の金融機関 … $33,324.30

$450.92($33,324.30 – $32,873.38)

の差になります。

これだけだと日本円にしてたかだか5万円程度ですが、されど5万円。

しかも差が出てくるのはこれだけではありません。

Credit Union(クレジット・ユニオン)の場合は通常の金融機関で融資を受ける際に支払う

  • オリジネーションフィー(申し込み料金の位置づけ)
  • その他の手数料

がごくわずか或いは全く無料である場合が多いのです。

この部分は通常の金融機関であれば融資金額の約1%がかかりますから、先の例だと

$1,000($100,000 × 1%)

と、更に約$1,000の差が出てくることになります。

モーゲージ保険料は不要

更に、多くのCredit Union(クレジット・ユニオン)ではモーゲージ保険料をなしにしています。

モーゲージ保険料とは

「融資額に対する頭金の割合が低い時に、債務不履行に備えて融資側を補償する為の掛け捨て保険」

です。

通常の金融機関であれば、頭金が20%以下になると毎月の返済額にはモーゲージ保険料が含まれることになります。

このモーゲージ保険料は年間融資額のおよそ1%になりますから、前での例でいえば

$1,000($100,000 × 1%)

が節約されることになり、ここでも他の金融機関より有利になるのです。

審査が緩い

そして厳密にはCredit Union(クレジット・ユニオン)系の金融機関ではその方針に違いはあるものの、一般的にはCredit Union(クレジット・ユニオン)は

「融資審査が緩い」

という前提があります。

そもそも会員になれた時点である程度の審査を通っているわけで、

「クレジットスコアが低い(営利目的の金融機関では審査が通らない)」

という状態でも審査を通ることが多くあり、かつ

「頭金が不要」

という場合も多いのです。

アメリカの場合は退役軍人は「VA(Veterans Affairs:退役軍人)ローン」を活用することで頭金は不要になることもあり得ます。

けれどもCredit Union(クレジット・ユニオン)の会員であれば元軍人でなくとも頭金なしで融資を引ける可能性すらあることになります。

Credit Union(クレジット・ユニオン)の欠点

かくして利点の多いCredit Union(クレジット・ユニオン)ですが、もちろんそこにはマイナス面もあります。

全米をカバーしていない

Credit Union(クレジット・ユニオン)系の銀行は地元に根付く場合が多く、未だに全米全てをカバーしていません。

すなわち地方によってはCredit Union(クレジット・ユニオン)を利用することが出来ず、そのサービスは限られた人々に限定的になってしまいます。

それでもCredit Union(クレジット・ユニオン)の中でも例えば

Alliant(アリアント)

Connexus(コンネクサス)

等はOnline Credit Union(オンライン型のクレジット・ユニオン)として登場しており、すなわち店舗に出向かずにネット上で手続きが出来ますので事実上、全米をカバーしていることにはなろうかとはいます。

ただしこれらのオンライン型は店舗型のようなきめ細かいサービスは期待出来ません。

各種プログラムローンは期待できない

また別のマイナス面として、

VAローン

USDAローン

といった、政府支援を受けて成り立つローンプログラムは提供していません。

また通常の金融機関はFDIC(Federal Deposit Insurance Corporation、連邦預金保険公社)に加入しており、加入する銀行への入金者はその入金額が$250,000まで保障されているものです。

けれどもCredit Union(クレジット・ユニオン)はFDICに加盟しておらず、入金額は有事に保障されないことは覚えておきましょう。

。。。

いくつかのマイナス面もありますが、相対的に言えばCredit Union(クレジット・ユニオン)の会員であることで有利な融資が引きやすいことは間違いありません。

そしてCredit Union(クレジット・ユニオン)の融資は投資物件も可能になる場合が多くあります(詳細は各店舗にお問い合わせください)。

とすると

「安い金利で10%の頭金のみで融資を引く(しかもモーゲージ保険なし)」

等も実際に可能なのです。

欠点もありながらも利点が多いCredit Union(クレジット・ユニオン)。

住居用物件

投資用物件

のいずれの場合でも、融資を検討する際には自分に合ったCredit Union(クレジット・ユニオン)系の金融機関をぜひリサーチしてみてください。


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