中間層でも住宅が購入できるアメリカの都市

こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。

昨日は

「アメリカでは中間層が最も苦しい」

とお伝えさせて頂きました。

アメリカでは年間所得が$42,000 ~ $125,000の世帯が「中間層」と位置づけられており、そのほとんどの世帯は年収$59,000(約600万円)前後に集中しています。

アメリカ政府の政策もあらゆる面でこの中間層にとって厳しいものとなり、だからこそこの中間層の心に訴えるトランプ大統領のリーダーシップは受け入れられがちなのです。

そんな中、このアメリカの中間層でも十分に住宅が購入できる都市がアメリカ国内にはまだまだあります。


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固定金利:5%
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この条件で、中間層が手の届く物件を持つ都市の上位5位を見てみましょう。

1. ユタ州プロボ市

中間層世帯所得: $72,700
中間住宅価格範囲: $211,700 to $553,100
中間層住宅所有率: 76%

アメリカでテック産業が盛んな都市といえば、シアトルやシリコンバレーを想像する方も多いのではないでしょうか。

ところがここユタ州プロボ市も知る人ぞ知る「Techhub(テックハブ:ITインフラが充実した場所)」であり、プログラマーの数としては全米で最も多い都市の一つなのです。

冬季五輪の開催場所になったソルトレークシティーから車で45分のこの街は、大学ランキングでは毎年上位に顔を出すブリガムヤング大学があることでも有名です。

郊外に数多くの地域があるこのプロボ市の物件価格は$250,000~$400,000と、以前の高騰する前のアメリカの物件水準にあります。

中でも人気があるのはプロボ市から車で15分ほど離れた場所に位置する「ビンヤード」と呼ばれる地区で、治安がとてもよくフレンドリーな街の中に3~4ベッドルーム、ガレージ2つ付の戸建てが多くあります。

そして見逃せないのは、プロボ市の物件の70%以上は土地の広さが3000スクエアーフット(約280平方メートル)以上と非常に広い土地が付くということです。

これは全米の大都市不動産市場の中でも非常に高い割合であり、これだけ広い土地と大きな家が3000万円台でも購入可能とは、それこそアメリカンドリームの一つを体現したような街ですね。

2. アイオワ州デス・モインズ市

中間層世帯所得: $67,400
中間住宅価格範囲: $196,100 to $512,500
中間層住宅所有率: 71.8%

デス・モインズ市の名前は、それこそ日本ではほとんど知られていないのではないでしょうか。

アイオワ州そのものが内陸の州で、アメリカ国内でもさほどパッとした印象はありません。

ところがこのデス・モインズ市、何が凄いかというとまずはその経済力です。

元気な企業が頑張る結果として、このデス・モインズ市の平均所得は

アリゾナ州フェニックス市

テキサス州ヒューストン市

ジョージア州アトランタ市

これら名のある都市を超えているのです。

この都市で住宅に関しては中間層の住宅所有率が高いのみならず、それ以下の低価格の物件にでもその居住空間はまんざらでもない、あるいは日本の住宅事情よりは魅力的なレベルのものです。

例をあげると、

  • 2階建て
  • 土地面積2800スクエアーフット(約260平方メートル)

このレベルがなんと$180,000と、中間層向けの住宅価格よりも低く売られているのです。

またそれなりに都会の割には交通渋滞が少ないのもデス・モインズ市の特徴です。

アメリカ全体が車社会ですが、都市にあってもデス・モインズ市で暮らす人々が交通渋滞に巻き込まれる時間は1年間で7時間と非常に短くなっています。

ニューヨーク市近郊で暮らす人々が1年に交通渋滞に巻き込まれる平均時間は89時間という統計がありますので、デス・モインズ市で暮らす人々の渋滞へのストレスは12分の1以下ということになります。

ちなみにデス・モインズ市の物件はその半数以上が住宅にガレージ付きという、全米の中でも高い割合になっています。

3. テキサス州オースティン市

中間層世帯所得: $74,300
中間住宅価格範囲: $216,100 to $564,800
中間層住宅所有率: 69.9%

テキサス州の州都であるオースティン市はIT関連を中心に非常に経済が発展しています。

オースティン市そのものは日本ではさほど知られていないかもしれませんが、「デルコンピュータの本社がある」といえば多少イメージがつくかもしれません。

このオースティン市一帯は15年程まではそれほどでもなかったものが、人口も2000年の120万人から2017年の210万へと爆発的に増えており、不動産市場も活況です。

そして、オースティン市の不動産市場は中間層にそのほとんどを占められているという事実があります。

とりわけオースティンでは、過去15年の間にオースティン中心街からやや外に離れた郊外エリアが次々と開発されており、それらの地域で新築住宅がかなりの数で建設が進められているのです。

そのほとんどの一戸建て住宅は最低でも3ベッドルーム、そして土地の広さは2500スクエアーフット(約230平方メートル)と十分な広さです。

それらを包括する街のコミュニティーが次々と立ち上がり、公園、新しいレストラン街、またその他のエンターテインメント施設が充実しつつあり、オースティンの街として魅力はどんどん増してきています。

4. ノースカロライナ州ローリー市

中間層世帯所得: $70,700
中間住宅価格範囲: $205,800 to $537,700
中間層住宅所有率: 69.7%

先にTechhub(テックハブ)としてのユタ州プロボ市をご紹介しましたが、ここノースカロライナ州ローリー市はアメリカ東海岸で最大級のテックハブです。

有名どころとしてはチャペル・ヒルというエリアにデューク大学、ノースカロライナ大学があり、これらの大学に通う若者を中心にIT関連産業が盛り上がっています。

これらテック系はSTEM(science:科学, technology:技術, engineering:エンジニアリング, math:応用数学)という総称があり、これらの分野で働く人々の給料は同市と同等規模のノースカロライナ州シャーロット市、サウスカロライナ州チャールストン市と比較しても割高なのです。

またこのようにIT系が盛んとはいえ、同じIT系でもシリコンバレーやボストンとは違い、中間層は十分に手に届く住宅価格に恵まれています。

もともとローリー市の住宅はそのほとんどが2階建てであり、今でも地区の人口増加も手伝って郊外には複数ルームを持つ新物件が次々と建設され、ダウンタウンから車で20分も離れると2階建て3ベッドルームが$380,000と、中間層にも購入できる価格帯なのです。

新築でグラナイト調のカウンターキッチン、アイランドキッチン、洒落たタイル張りのバスルームがこの価格で購入できるとなると、西海岸のテックハブで暮らす人たちから見るとよだれの出るような話です。。

5. テキサス州エルパソ市

中間層世帯所得: $47,000
中間住宅価格範囲: $136,900 to $357,700
中間層住宅所有率: 69.2%

テキサス州エルパソ市はメキシコとの国境に位置する都市です。

ここまでご紹介した上記4都市の中間層にやさしい不動産市場の中では、その平均収入は最も低いものとなっています。

とはいえ、このエルパソ市の中間層にとってはその住宅価格が$167,000と非常に手に入りやすい価格帯で用意されているのです。

その物件の多くは平屋で3ベッドルームが主流となっています。

またエルパソ市の特徴としてゾーニング(区画整理)の規定が非常に緩く、同等規模の住宅でも物件価格が高くかつゾーニング規定が厳しいニューメキシコ州と比較すると、ゼネコン各社にとっても開発しやすい条件となっています。

このように中間層にやさしい住宅価格、また交通と雇用の充実から、エルパソではアメリカ全土で見られる「中間層が減り、低所得者と高所得者の割合が増える」という現象とは真逆の中間層の割合が増えるという結果になっています。

まとめ

いかがでしょうか。

アメリカの中にはこのように、中間層にも購入できる都市はまだまだあります。

それらの都市は田舎の辺鄙な都市かと思いきや、ユタ州プロボ市やノースカロライナ州ローリー市のようなテックハブもあり、私(佐藤)も昔のエンジニアのままであればこれらの都市に引っ越して家を買いたいと思うくらいです(笑)

またキャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙うのであれば、これら中間層にも購入できるレベルの物件が残っている都市を狙ってもよいのかもしれません。

明日は今日とは反対に、「中間層が住宅を持つには難しいアメリカの都市5選」をご紹介させて頂きます。


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