ゲーテッド・コミュニティー(Gated Community)とは

こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。

アメリカの人口は2017年の時点で約3億2千5百万人です。

これだけの人数が暮らす国ですが、その居住地は大都市を中心に広がり、地方においても地方都市を中心に居住区が広がっています。

これらの居住区の中でも比較的高額の住宅が立ち並ぶ地域に

ゲーテッド・コミュニティー(Gated Community)

と呼ばれる住宅街があります。

ゲート(Gate)とは門のことですが、Gatedで「ゲートで囲まれた」という意味になり、

ゲーテッド・コミュニティー(ゲートで囲まれたコミュニティー)

という、要は門をくぐった中にあるゲートで囲まれた居住エリアのことです。

通常はこれらゲートに囲まれた地域は高級住宅街が主にはなりますが、そうでなくとも平均的な家賃のアパートであったとしても治安を加味する管理会社側の意向でゲートを設置し、安全性を高めているところもあるのです。

そしてゲートの中ではさぞ快適な暮らしになるだろうと思う向きもあるかもしれませんが、実際には良いと悪い面の両方があります。

アメリカではよく見られるゲーテッド・コミュニティーについて、その特徴を見てみましょう。

ゲーテッド・コミュニティーの利点

プライバシーがあること

アメリカは車社会ですので、どこに行くのにもまず車は必須になります。

都会であればあるほど交通量は多く、ニューヨーク、ボストン、サンフランシスコ、シリコンバレー、ロサンゼルス等々、車で走ると昼間でも渋滞にはまってしまう地域は少なくありません。

そんな交通量の多い街中を走っていたとしても、ひとたび自分が暮らすゲーテッド・コミュニティーに門をくぐって入ってしまえば、そこからはかなりプライバシーの保たれた空間になります。

ゲーテッド・コミュニティーの中を走る車のほとんどは住人の車両で、訪問者の車両がほんの少し、そして荷物の配送車両がたまに入ってくる程度です。

限られたプライベートコミュニティーですので訪問販売が訪れることもなく、その中で販売があるとすれば子供たちが寄付集めの為にジュースやお菓子を売っている程度のものです。

(親御さんにしても、子供に販売活動をさせるのにはゲーテッド・コミュニティーは安心です)

そしていわゆるストーカーのような行為も、ゲートの中では心配することもありません。

豊富なアメニティー

生活にどうしても必需品ではないものの、生活の質を高めてくれる要素をアメニティーと呼びます。

ホテルに置いてあるシャンプーやドライヤー、ガウンやスリッパ等もアメニティーですね。

ゲーテッド・コミュニティーの中でいうアメニティーとは

スイミングプール

公園

子供の遊具

犬の散歩用の公園

ハイキングコース

トレーニングジム

クラブハウス

ゴルフコース

テニスコート

バスケットボールコート

等々、ゲーテッド・コミュニティーによりその施設に違いはありますが、それなりに充実した施設があります。

もちろんこれらの維持管理の為にHOA管理費を毎月支払う必要はありますが、ほとんどの場合はゲーテッド・コミュニティーの限られた人々の中で使用する為、非常にプライバシーが保たれた環境なのです。

暮らす環境はいつも綺麗

このゲーテッド・コミュニティーの中で暮らす人々により集められるHOA管理費は、前述のようにアメニティーの維持管理はもちろんのこと、それ以前にゲーテッド・コミュニティー全体の共有スペース、道路、歩道等の環境そのものを常に綺麗にきちんと整える為に使用されています。

同時に共有スペースのみならず、あなた自身が所有する物件のすぐ目の前のスペース(あなたの家の所有地と考えられる部分)、あるいは裏庭の芝刈りや草木の手入れまでもしてくれる為、自分自身で自宅の周りを整える手間も省けるのです。

交通量が少ない

ゲーテッド・コミュニティーは限られた空間ですので、その中で猛スピードで走る車を見ることはまずありません。

或いは朝の通勤時間に必死にドライブして、近道の為に入り込んでくる車を見ることもほとんどありません。

厳密にはゲーテッド・コミュニティーで暮らす人でも毎朝慌ただしく職場に向かう人もいるとは思いますが、そもそも車の絶対量が少ない為に他に走る車を見る機会自体が少ないのです。

その為、静かで家の前をほんの数台しか車が走らないような環境で暮らしたいシニア世代の方々にとって、ゲーテッド・コミュニティーは人気があります。

ゲーテッド・コミュニティーのマイナス点

このようにゲーテッド・コミュニティーで暮らすには利点もある一方で、マイナス面があるのも事実です。

物件が高い

ゲーテッド・コミュニティーの中にある住宅は、限られた空間の中で安全性を高めている時点でプレミアが付いており、物件価格そのものが同等の物件と比較すると高い傾向があります。

また前述のようにゲーテッド・コミュニティー内を常に綺麗に整える為の整美、あるいは付属のアメニティーに違いはあるもののそれらを維持管理する上でそれなりのHOA管理費を支払う必要が出てきます。

家の改修工事に自由が利かない

ゲーテッド・コミュニティーの中に所有する物件は自分のものであったとしても、管理するHOA(ホームオーナーアソシエーション)により細かい規定が定められています。

通常は建物を改修するような時には事前にHOAに申請して許可を取る必要があり、承認されてから工事を開始する必要がありますが、申請しても

「外壁をピンクにしたい」

「屋根をソーラーパネルにしたい」

等の甚だコミュニティー内の物件と違う改修ついては許可が出ないものです。

私(佐藤)も経験ありますが、車庫のガレージが壊れてしまった時にHOAに許可を取る必要がありました。

その際に「ガレージの色はコミュニティー内の物件と同じに統一してください」と釘をさされてしまい、注文出来るガレージドアの中でそれに近い色をお願いしたもののピッタリの物がなく、わざわざガレージドアの色をペンキで塗り変えてもらう必要がありました。。

まとめ

このようにゲーテッド・コミュニティーは非常に安心な一面があるものの、物件価格とHOA管理料を考えると結構な金額となるために要検討が必要です。

ただし冒頭にお伝えしたように、物件が並ぶゲーテッド・コミュニティーではなく、平均的な賃貸料のアパート版のゲーテッド・コミュニティーもありますので、費用対効果の上ではそちらの方が利点が多いように思います。

とりわけテキサスのような地域は固定資産税が高い一方で、生活費そのものは非常に安く済みます。(個人所得税もありません)

その意味では生活費が安く抑えられる地域で、ゲーテッド・コミュニティーの中にあるアパートの賃貸を選べば、良い環境の中で最も安上がりに生活が出来るのです。


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